1947-11-14 第1回国会 衆議院 予算委員会 第21号
○田中(源)政府委員 貨車總數十一萬輛の數字は出ておりますけれども、實際は九萬二千臺の貨車總數でありまして、日々積卸し貨車等を除きますならば、二萬輛程度が、レールの上を走つておるという状態になつております。かようなわけでございまして、一般の輸送面におきましても非常に御迷惑をかけております。
○田中(源)政府委員 貨車總數十一萬輛の數字は出ておりますけれども、實際は九萬二千臺の貨車總數でありまして、日々積卸し貨車等を除きますならば、二萬輛程度が、レールの上を走つておるという状態になつております。かようなわけでございまして、一般の輸送面におきましても非常に御迷惑をかけております。
これはすでに増加計畫を立てまして、下期から來年にかけて少くともこの實動車を一萬輛に近いところまでは上げていきたい。そこまでもつていきますれば、それに必要なタイヤは當然それにくつつけていかなければならないというふうに考えます。しかしそれにしても、おそらくごく輸送量の少い地域については、なかなか路線の再開が最近の機會にはいかないのではないか。
○加賀山政府委員 ただいま臺帳に載つておりますのは、今仰しやいました十一萬輛でございますが、そのうち實は營業用に使用しておらない貨車や、また使えなくなつている貨車が大分ございます。
これに對してちよつとお尋ねしておきたいのでありますが、今十一萬輛の貨車のうち、要するに惡くて使えないのが相當あるのだと思います。將來三萬輛ばかりもつていかれたあとの計畫はお立てになつているかと思いますが、一方石炭の増産をしきりにやつても、その運搬ができないということでは何にもならぬことになると思うのであります。現在動いている程度の輸送量というのは、將來繼續できるものでしようか。
只今貸車が全國で十一萬輛あるそうですが、そのうち修繕をしておるのは約一萬輛だそうです。その一萬輛のうち二十五%が北海道のものだという、實に驚くべき數字が出ております。これはでき得べくば、今後北海道の増産がだんだん進行いたしますに連れまして、この輸送で以つて非常に行詰りが參ります。
これらを合わせまして約三萬輛の車が本年度補充できるようになりますれば、非常に心強い次第であると考えておりまするが、先ほど申上げましたように、新製、更生の面におきましてはこの確保は相當危ぶまれておるような次第でございます。